フランスワインといえば、ボルドーやブルゴーニュ、シャンパーニュといった世界的に名の知れた産地が思い浮かびます。しかし、フランスにはまだ あまり知られていないものの、極めて高品質なワインを生み出している産地 が数多く存在しています。
今回は、そんな隠れた名産地 の中から 「コルシカ」「イエール」「リムー」 の3つを厳選し、それぞれのワインの特徴や魅力、おすすめの銘柄を紹介していきます。
ワインの新たな楽しみ方を見つけたい方は、ぜひチェックしてください!
コルシカ(Corse)|地中海の楽園が育むワイルドな個性
フランス本土から離れた地中海に浮かぶコルシカ島。美しい海と山々に囲まれたこの島は、フランスでありながら イタリアに近い文化を持ち、ワイン造りにもその影響が色濃く反映されています。
コルシカワインの特徴
✅ 土着品種が豊富(ニエルキオ、スキアカレッロ、ヴェルメンティーノ など)
✅ ミネラル感とハーブの香りが際立つ白ワイン
✅ 力強くスパイシーな赤ワイン
✅ 有機栽培やビオディナミを取り入れた生産者が多い
コルシカのワインは、地中海の影響を受けた温暖な気候と、山岳地帯の寒暖差のある環境のもとで造られるため、凝縮感がありながらもフレッシュな味わい を持っています。
おすすめワイン
🍷 Domaine Comte Abbatucci “Faustine Rouge”
スキアカレッロ主体のエレガントな赤ワインで、スミレやチェリーの香りが特徴的。
🍷 Clos Canarelli Blanc
ヴェルメンティーノ100%の白ワインで、柑橘系のフレッシュな香りと、長い余韻が魅力。
コルシカワインは、日本ではあまり見かけないですが、一度飲めばその 個性的な味わいの虜になる こと間違いなしです。
イエール(Hyères)|プロヴァンスの隠れた宝石
南フランスのプロヴァンス地方には、世界的に有名なロゼワインの産地 がありますが、中でもイエール は、知る人ぞ知る「隠れたロゼの名産地」です。
イエールワインの特徴
✅ フランス最古のワイン生産地のひとつ
✅ ミネラル感と柑橘の風味を持つ繊細なロゼが多い
✅ 地中海の海風を受けたフレッシュな酸が心地よい
✅ 魚介類や軽めのフレンチと抜群に合う
プロヴァンスのロゼといえば、華やかでフルーティーなスタイル を想像するかもしれませんが、イエールのロゼはより エレガントで洗練された味わい を持っています。
おすすめワイン
🍷 Domaine de Léoube “Rosé de Léoube”
フレッシュなベリーの香りと、ほのかに塩味を感じるエレガントなロゼ。
🍷 Clos Mireille Blanc de Blancs
シャルドネ主体の白ワインで、地中海の風を感じる爽やかな味わい。
特に シーフードとの相性が抜群 で、南仏の新鮮な魚介料理と合わせると最高のマリアージュが楽しめます。
リムー(Limoux)|フランス最古のスパークリングワイン発祥地
「スパークリングワインといえばシャンパーニュ」と思われがちですが、実は フランスで最初にスパークリングワインが造られたのはリムー なのです。
リムーは南フランス・ラングドック地方にあり、伝統的な瓶内二次発酵の製法 を今も守りながら、質の高いスパークリングワインを生産しています。
リムーワインの特徴
✅ 「ブランケット・ド・リムー」は世界最古のスパークリング
✅ 「クレマン・ド・リムー」は高品質ながら手頃な価格が魅力
✅ シャルドネやマウザック品種を使用し、フルーティーな味わい
✅ 瓶内二次発酵によるきめ細かい泡立ち
リムーのスパークリングワインは、シャンパーニュよりも コストパフォーマンスが良く、日常的に楽しめるのが魅力です。
おすすめワイン
🍷 Antech “Cuvée Héritage” Crémant de Limoux
シャルドネ主体で、リンゴやナッツの香りが心地よいスパークリング。
🍷 Sieur d’Arques “Blanquette de Limoux”
リムー発祥のマウザック品種を使用し、フレッシュでフルーティーな味わい。
お祝いのシーンだけでなく、普段の食事にも気軽に合わせられる のがリムーのスパークリングワインの魅力です。
まとめ|隠れた名産地のワインを楽しもう!
フランスには、ボルドーやブルゴーニュのような有名産地だけでなく、個性的で魅力的なワインを生み出している隠れた名産地 が数多く存在します。
✅ コルシカ → 地中海の影響を受けた力強く個性的なワイン
✅ イエール → プロヴァンスの中でも特に繊細なロゼワイン
✅ リムー → シャンパーニュに負けない高品質なスパークリング
次回ワインを選ぶ際には、フランスの隠れた名産地 にも目を向けてみませんか? きっと、新しいワインの世界が広がるはずです!🍷✨
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